副業の確定申告のやり方
白色申告・e-Taxの手順をやさしく解説
はじめての副業の確定申告でも、やることは大きく「①1年分の収支をまとめる ②書類を作る ③提出する」の3ステップだけ。 ここでは白色申告・e-Taxを前提に、迷わないように手順を順番に解説します。
そもそも確定申告は必要?
会社員の副業では、給与・退職所得以外の所得(副業の所得など)の合計が年間20万円を超える場合などに、所得税の確定申告が必要になります。 20万円は「収入」ではなく「所得(収入 − 経費)」で判定する点に注意してください(詳しくは 副業20万円ルールへ)。 なお、所得税の申告が不要でも住民税の申告は別途必要なことがあります。
準備するもの
手を動かす前に、次のものをそろえておくとスムーズです。詳しくは 確定申告に必要な書類 も参考にしてください。
- 1年分(1〜12月)の収入・経費の集計(帳簿・CSV)。
- 経費の領収書・レシート(提出は不要だが保存が必要)。
- 本業の源泉徴収票(給与・源泉税額を転記)。
- 各種控除の証明書(生命保険料・国民年金・ふるさと納税の寄附金受領証明書 など)。
- マイナンバー確認書類、還付を受ける口座。
確定申告の手順(白色・e-Tax)
- 収支を集計する。1年分の収入合計・経費合計(科目別)を出します。サクッと帳簿なら月次集計とCSV出力でそのまま使えます。
- 収支内訳書を作成する。集計した収入・経費を科目ごとに転記します(事業所得・不動産所得などの場合)。
- 確定申告書を作成する。副業の所得に、本業の源泉徴収票の内容や各種控除を加えて、税額を計算します。
- 提出する。e-Tax(オンライン)・郵送・税務署窓口のいずれかで提出します。
- 納税または還付。不足分を納付、または払い過ぎがあれば指定口座へ還付されます。
①〜③は国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使うと、画面の案内に沿って入力するだけで収支内訳書と申告書が作れます。
e-Taxでの提出方法
e-Taxの2つの方式
マイナンバーカード方式:カード+対応スマホ(またはICカードリーダ)で電子申告
ID・パスワード方式:事前に税務署で発行したID/パスワードで申告
e-Taxなら添付を省略できる書類があり、自宅から送信まで完結
注意点
- !提出期間は原則 2月16日〜3月15日です。期限後申告は加算税・延滞税の対象になることがあります。早めに準備しましょう。
- !帳簿・領収書は提出しなくても保存が必要です。保存期間は区分により異なるため、国税庁の案内で確認を。
- !最大65万円の控除を狙うなら青色申告(複式簿記)が必要です。白色は単式でOKですが控除はありません(青色申告65万円控除の条件)。
- !副業が「事業所得」か「雑所得」かで様式が変わることがあります。迷う場合は所轄の税務署へ確認を。
根拠・出典
国税庁 タックスアンサー No.2020「確定申告」
国税庁「確定申告書等作成コーナー」
国税庁「e-Tax(国税電子申告・納税システム)」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2020.htm
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